一年後の昨日にいる君へ

主に考え方の記事を書いてるブログです!

微妙な違いの言い回しで顧客マーケティングする。

みなさんこんにちは!

今年の夏も暑かったですね、、、

暑い夏に飲みたいものといえば

ビールですよね!

 

自分は暑いのと寒いのどっちが好きかと

言われたら寒い方が好きなんですけど、

ビールを飲むときは、

暑ければ暑いほど美味しくなりますよね!

 

日本には数多くのビールメーカーがありますが

みなさんはどのメーカーがお好みですか?

アサヒ、サッポロ、サントリー、エビス、、、、

どのメーカーもそれぞれ特徴があって美味しいですが

今のビール市場はとても厳しく、

6年連続で前年割れしており、

今年7月のビール出荷量数は過去最低の記録となった。

そんな厳しい状況でもあるメーカーは売り上げを伸ばしている。

そのメーカーは「麒麟」だ。

 

こんな厳しい状況でも売り上げを伸ばせている要因は

大幅にマーケティングを変えているからだ。

麒麟は今までマーケティングを外部に依頼することは

なかったが今はP&Gでマーケティングを担当していた

形光晴氏を軸に活動している。

 

今までのマーケティング

形光晴氏のマーケティングの違いは

ビールの味を表現しないことだ。

今までのビールの宣伝で使われていた言葉は

「コク、キレ」だった。

確かにCMだとこのコク、キレは頻繁に使われているが

形光晴氏はこの言葉を使わず、

全ておいしいと表現を変えた。

 

変えた理由としては、

今の時代はマスマーケティングをしても

そこに来る顧客は限界があると語る。

確かに、昔と今とでは、モノや情報は

桁違いに多くなっている。

 

そのモノと情報が多いフィールドで

コク、キレなどの言葉を使って

マスマーケティングするよりも、

 

おいしい、とシンプルに

マーケティングする方が

顧客に響くと形光晴氏は言う。

 

確かにビール市場が厳しくなっている

状況ということはビールの特徴である、

コク、キレを求めている人は少ない。

コク、キレを求めている顧客よりも

おいしいを求めている顧客の方が

人口は多い。

 

昔の時代のようなモノ、情報が少なかった時は

商品の特徴を前面に出すことで個性を発揮し

顧客に見つけてもらうことの方がいいが、

 

今の時代のようにモノ、情報が多く、

他の商品が個性を発揮しているのであれば

あえて抽象度をあげて個性を発揮しない方が

他のモノとの比較ができて選ばれるのも分かる

 

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